愛し君へ

「さくら」は別れの歌です。今日の物語は、幾つもの別れの場面を映していました。気持ちがすれ違い別れていく二人の様子を追っていました。
分かってもいても、すぐに疑問に思いたくなってしまいます。二人はどうして別れなければならないのでしょう。すると、余命わずかのフミヤくんは言いました。僕がいなくなった時に困るからと。相手のことが好きだからさよならするのだと。俊介とフミヤくんの相手を思う気持ちはまっすぐで、余計に切なくなり、だから余計にどうして別れなければと疑問に思い、ぐるぐると思い巡らせて時間を過ごしました。
俊介と四季が別れることは正しい選択だったのでしょうか。フミヤくんのように 来るべき日を前に別れて相手の心に生き続けることが、正しい答えなのでしょうか。別れても別れなくても悲しい時間を過ごすのであれば、少しでも長く一緒に過ごすという選択肢もあって良いのではと繰り返し思いました。
物語は、四季の妊娠という大きな事件を起こして、次回に続きました。次回、最終回。最後まで見守りたいと思います。