笑点、「こん平」代役に「たい平」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041128-00000003-sph-ent

十数年の間、ずっと変わらずにきた笑点大喜利メンバーに、ようやく新顔が加わるようです。喉を悪くして療養中のこん平師匠の臨時代走という形で、林家たい平が代わりを務めるのだそう。ただし、あくまで臨時とのことですが。
すっかり老人会になってしまった笑点メンバー。先日のドラえもんの交代話を聞いて、連想して思い浮んだのが、サザエさん笑点メンバーのことでした。
死去とか病気をきっかけに代わるのはとても辛いです。三遊亭小円遊とか三波伸介とかね。もっと積極的に新顔への入れ替えをしたほうが良いと思うのですが、それができないのは、番組の作り手が保守的なのか、あるいは噺家の業界の世代交代がうまくいっていないのか。
たしかに世間に広く名が知られている真打ちは数少ないです。「落語といえばこの人」といった噺家はもはや皆無。業界的には、寄席の数に比べて真打ちの人数が多すぎて、肩書き上は真打ちでもトリを務められない人が沢山いる状態だと聞いたことがあります。要は世間と落語界との溝が広くなってしまっているのでしょうね、もう四半世紀くらい前のMANZAIブームの頃から。
そういう意味で、今回の「臨時代走」は、今後の笑点の在り方を示唆する貴重な参加だと思うのです。できれば、近いうちに徐々に全員30〜40代に総取っ替えしたほうが良いと思うのですが、それは暴走でしょうか。