歳の瀬に寄せて「今年泣けた、みたもの きいたもの」

私の涙腺が弱くなったこともありますが、涙を誘う名シーンに出会う機会の多かった今年でもありました。そんな今年を総括し、「今年泣けた、みたもの きいたもの」と題し、個人的な涙の名シーンをいくつか。いずれも有名なものです。ご覧になった方も多いかと思います。

■「Dr.コトー診療所2004 後編」

終始泣けるシーンの連続だったので、どのシーンだったかを挙げるとキリがないのですが、星野夫妻の夫婦愛、剛洋と剛利の父子愛、星野とシゲちゃんの友情、「ビリーブ」、、、島の人たちの様々な思いやりの気持ちに触れ、本当に泣きどおしでした。

■「新選組! #33」

新選組を下支えしてきた山南さんが切腹する回。誰も望んでいないのに、それでも新選組に良かれと思い、我が身を捧げた山南さん。近藤と土方が号泣するシーンに、ドっときました。しかし、皮肉にも新選組が堕ちていくターニングポイントとなる回でもありました。

■「世界の中心で、愛をさけぶ」(原作)

映画→原作→連ドラ の順番で見たのですが、泣けたのは原作のお別れのシーン。そのページはいつでも読めるようにしおりを挟んだままにしています。うっかり電車の中で読み直してしまい、同じ台詞でうるうる来て、危うく電車で一人で泣いてる危ないヤツになるところでした。

■なでしこジャパン、オリンピック出場

チャレンジャーのひさむきさ、美しさ、かっこよさ。出場を決めた北朝鮮戦は釘付けになりました。アトランタオリンピックのブラジル戦のような、全身の毛穴が開くような衝撃でした。

■体操ニッポン男子団体

伸身の新月面からの着地の美しさに、そこに至る全ての物語が凝縮されていました。スポーツは筋書きの無いドラマ。スポーツに勝る感動の創作をするのは、かくも難しい。



過去の日記に総じて言えることですが、私は本当に良いものを見たときや本当に感動したときには、それを表現する言葉が見当たらなくて、つまらないことしか書けなかったり、ひどいときは何も書けなかったりします。今年は、そんな文才の無さを悔やむ一年でした。
来年も格好悪い文章ながらも徒然と書き続けるつもりですが、せめて自己満足で終わらないように、他の人から見ても納得してもらえるような内容になるよう心がけたいですね。
それでは、よいお年を!