不機嫌なジーン #1

肩のこらない庶民派なドラマ。
月9強化年間であった去年は、大プロデューサーを担ぎ出してあらゆる試みがなされていて、いちいち肩肘に力が入っていて、成功していたり失敗していたりしていたけれど、年が変わり、この作品は久しぶりにお茶でも入れながらお手軽な気持ちで見られる、言わば庶民派なドラマですね。「ビギナー」とか「東京ラブ・シネマ」みたいな感じ。こういうドラマも意外と良いものです。
ここで言っても仕方のない話なのですが、仰々しい宣伝を立てて鳴り物入りで始まるドラマでも、いつの間にか始まっていたようなドラマでも、良い作品でもつまらない作品でも、結果を図るものさしはいつも視聴率と言う画一された数字に頼るしかありません。これだけ人の趣向が多様化しているのに、なんとかならないものかなあと思います。