たけし・志村史上最強の爆笑スペシャル!!

ビートたけし志村けんが一緒にコントをするだなんて、20年前だったら、国民全員がテレビの前に正座して見たであろう番組。
品質は当時と遜色ないし、コント以外の「逃げ」の企画を設けることも無い、コント一本の真剣勝負。ストイックな彼らの情熱がそこにはありました。メインのコントが「怪人二十面相」だなんて、明らかに昭和の文化なのですけどね。でも、品質の高さ故に思わず見続けてしまいました。
そして、ストイックな彼らの姿勢は番組の最後に象徴されていました。志村の三味線に合わせてたけしがタップを踏む。それだけ。お見事なお手前でした。歌うわけでなく、変な踊りをつけるわけでなく、彼らの自分で出来ることだけをやるという姿勢の現れだったのではないかと思うのです。
昔取ったきねづか番組だと斜めからの視点で見ていましたが、自分は彼らに育てられた世代。久しぶりに親父にカミナリを落とされたような感覚を受けました。素晴らしかったです。