24時間テレビ

夜中だけ見てます。過去の人気番組の同窓会ということで、電波少年の過去VTRを流していました。
限りなくドキュメントに近い演出は、当時の電波少年の面白味が存分に凝縮されていて、今見直してみても面白いです。過酷な環境を乗り越えた各コンビの一生懸命なシーンにはグっとくるものがあります。
思うに、この番組は予め用意したシナリオからどれくらい想定外の出来事が起きるかを楽しむ番組ではなく、もともと予めシナリオなど用意しないで出てきた結果をそのまま編集によって演出して視聴者に見せるという、当時流行り始めていた斬新な切り口だったために評価されたのだと思います。
残念ながら後に出てくる日テレの番組はそれを超える作品を世に排出していません。ドキュメンタリーで映す現実とバラエティで用意する演出との狭間を視聴者に見せる緊張感が見えません。少なくとも日テレではしばらく見ていません。それが彼らの過渡期であり低迷の原因なのであろうと思います。