診療報酬:開業医、月平均7万5千円減 5分ルール導入で - 毎日jp(毎日新聞)

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   http://mainichi.jp/select/science/news/20080704k0000m010022000c.html
これって、医者にも患者にもメリット&デメリットがすごくあります。心療内科のお医者さんで、ハイハイハイと聞いてシャンシャンと終わって、後はいつもの薬を処方してさっさと済ます診察を揶揄して「5分診療」という言葉を聞いたことがあります。

日頃お医者さんにはよくお世話になってますが、患者からの目線で見ると、診療時間と診察の質・量とのバランスは医者の腕次第で、5分で解決できる優秀な先生もいれば、相談しようとしても右から左でてんでお話にならないセンセイもいます。シャンシャン短く終えられることに不満を感じたら、話が途切れないように聞きたいことを引っ張り出す、患者としての腕も問われるのではないでしょうか。

「ちゃんと診療してくれない」という現状の改善によるものだとことですが、居場所がない老人たちがたむろしてい病院もあれば、閑古鳥が鳴いているヤブ医者、毎日が野戦病院のように忙しくて患者を捌ききれない無名の名医、医者不足の田舎の診療所の非常駐医。平均して75,000円減とのことですが、色々なケースが存在するのに一律のルールを敷くことが金銭面以外のしわ寄せにつながらないか、なにかもやもやとした不安を覚えます。

とにかく、まず考えなければいけないことは、医療とサービス(有料)との垣根が曖昧になろうとしていること。自分の主治医がこのルールに応じてやり方を変えるのか、あるいはお構いなしなのか。こうした折に触れて、付き合い方を見定めることが肝要でしょうね。