EURO2004 デンマーク×イタリア

前半、ボール支配率 デンマーク65% に対し イタリア35% という数字が表すとおり、デンマークが正確なパス回しで中盤で試合を優位にコントロールするが、最後の一本を打たせてもらえない。一方で、イタリアは奪った後の一本のパスで、前にボールを集めようとするが、決定的な形はなし。
後半に入り、前半攻めまくったことによる体力の消耗からか、デンマークがパス回しで主導権を握れなくなると、試合は俄かに動きが出始め、双方に決定的なシーン見られる。しかし、両チームともキーパーの好セーブにより防がれ、結果、0-0で引き分け。
デンマークのキーパー ソーレンセンが、安易な表現で言うと「神懸り的」なセーブを見せ、ハイライトシーンを振り返る中で、加藤浩次と白石美穂が興奮してゲストの川口能活に感想を聞いたが、川口は「よく我慢して、倒れずに体重を残した」と冷静に説明する。前後半通じて、両チームのキーパーの好セーブが目立ったのだが、逐一川口が「いいリアクション」「素晴らしい集中力」「いい判断」「右足を残していたのが良かった」と良かった点を自分の言葉で解説していた。決して話上手ではないが、加藤の「(川口に)来てもらった甲斐がありましたねえ」には同感。川口自身も、「ゴールキーパーにとって非常に面白いゲームでした」と満足していたようで良かった。