世界の中心で、愛をさけぶ #1

映画を見て、いま本を読んでいる最中。
はじまって最初の30分は、原作や映画の刷り直しとしか見られず、頬杖つきながら斜めから見ていたのですが、やがて独自のシナリオになってからは面白くなりました。せっかく10話もあるのだから、今後完全に原作から離れた話も入れてくれるといいなと思います。
お話の展開自体は、エピソードをぶつ切りにして繋げ合わせたような感じを受けましたが、背景として挟まる昭和の風景は、一気に子供の頃に戻されます。朔太郎(山田孝之)の自宅の最初のシーン、ビン牛乳と、ケースに入った瓶ビールと、アッコにおまかせの吉村明宏のコーナーとで1987年を表すのは、いい仕事ぶり。また、音楽や主題歌も作品にのめり込ませてくれました。
映画の亜紀(長澤まさみ)の姿が鮮烈で、今回の亜紀(綾瀬はるか)がなかなか馴染んできませんが、今日の話の中に今後の彼女を取り巻く物語の伏線も入っていたので、彼女の物語として次週以降を楽しみにしたいと思います。