世界の中心で、愛をさけぶ #3

今日は思わずもらいました。
悲しい気持ちはすぐに感じられても、必ずしも泣けるとは限りません。死んだおじいちゃんを見つけた時にも、葬式で見送る時にも泣けなかった朔が、ようやく泣けたのは自転車のペダルを軽いと感じた瞬間。それが、おじいちゃんがいなくなったことを知った瞬間だったのですね。それまで朔は、悲しい気持ちにはなっていても、なぜ悲しいのかが分からずにいたのだと思います。こうして、朔は初めての喪失感を知ったのかもしれません。
口内炎に腕の痣に鼻血。亜紀の悲しい運命が確実に近づいてきています。