新選組! #31

ふと、山南さんはいつから孤独だったのでしょうと、考えさせられます。
近藤さんのためなら憎まれても良いという思いが強すぎる余り、本当に隊士たちから憎まれてしまいつつある土方を憂い、影で一人思い悩む姿に、「山南さんほどの秀才が勿体無い」という坂本竜馬の言葉が重く伝わってきます。
思えば、近藤勇の魅力にとりつかれ試衛館の門をたたいた時から彼は孤独でした。しかし、彼の秀才を頼る者が必ず周りにいました。今彼の秀才に頼るものは、土方からは謀反者呼ばわり。彼が孤独に悩んでも不思議ではありません。しかし、飲みに行く友達もいないというのは悲しすぎる。次週、その悲しい彼が行動を起こす模様。

一方、近藤は試衛館に帰ってきました。今となると、試衛館にいた頃は時間がゆっくりと流れ、幸せだったのだなあと実感します。「平助さん、ちょっと顔が長くなったみたい」は反則。(笑)
近藤が束の間に見せる父の顔や夫の顔は、最も幸せな時間。そのまま時が止まってしまえば良いのにと思ってしまいます。