カゴメ野菜生活Soft

カゴメのCMで、小沢健二の「愛し愛されて生きるのさ」が流れていて、思わず一緒に歌ってしまった。好きだったなあ、これ。よく聴きましたよ、当時。カラオケもよく歌ったよ。(もっとも、「ラヴリー」とか「ブギーバック…」のほうが盛り上がたんだけどね、当時)

♪いつだって可笑しいほど誰もが誰か 愛し愛されて生きるのさ
 それだけがただ僕らを悩める時にも 未来の世界へ連れてく

オザケンって、ちょっと恥ずかしくなるような甘いフレーズでも、詩にのせて爽やかぁ〜に歌い上げてしまう人なんだよね。


でもなぜ今この歌が採用されたのだろうと考えると、やはり流行りの「純愛」の延長かなと思う。
「韓流」も「世界の中心…」も、恥ずかしくなるような愛の告白をしていたり、考えられないような一途な行動をとったり、近そうで遠い世界観。でも、みんな憧れるし こうありたいと思える、どこかに存在していて欲しいと思うパラレルワールドの中でのお話。

ただ、オザケンもまっすぐな愛情を描いてはいるけど、昨今の「純愛」で取り上げられるような表現に比べるとリアルだよね。


ここで、カゴメのプレスリリースを見てみる。
http://www.kagome.co.jp/news/2004/040917.html

小説やドラマなど、生活者の関心が"純愛"へと向かっている21世紀の日本に、正真正銘・本物の"しあわせ感"を届けたいから。

とあり、本物の愛を届けてくれる歌を期待しているってことだね。

純愛に感化されて、本やドラマや映画で影響を受けた後、では自分が実際に何をできる?と問われたときにリアルの世界に本当に出来ることを、オザケンの歌からインスパイアされるのではということなのかな。


まあ、CMの雰囲気的にバッチリだったから、堅いことはどうでもいいんだけどね。


(追記)9/21 カゴメのサイト(http://www.kagome.co.jp/tvcm/index.html)にCM動画がupされてます。