欽ちゃん&香取慎吾の新・仮装大賞

1,2分の間に、ドラマや緊張感やスリルの世界に引き込むのは難しいこと。
今回優勝した「そしていなくなった」は、極々簡単なセットなのに、中に人が入った瞬間に何かが起こる予感を感じさせ、本人から見えないところに現れる貞子にじわじわと恐怖感を抱かせられ、以前の快作「ピンポン(第69回)※映像あり」以来流行の上下からの3Dの効果を用いて、最後に天井にいた貞子に捕まえられるというオチをつけた。発想力、創造力以上に技術力と演出力の高い作品だったと言えると思う。
でも、欽ちゃんや番組が本当に出て欲しいと思っている作品は、高い技術と演出もさることながら、ばかばかしいと心から笑える作品なのだけどね。