めちゃイケ

社長のことを社長付運転手だと勝手に間違え、フジテレビの社長本人の目の前で番組の愚痴やフジテレビの批判をぶちまける、という実に畏れ多くもバカバカしいコントでした。
27時間テレビでみんな頑張ったのに打ち上げも休みもないという愚痴から始まり、フジテレビには「とぶくすり」を捨てられたと文句を言い、挙げ句、ナイナイは日テレに拾ってもらったとか加藤はTBSっ子だとか濱口はテレ朝の社長と友達だとか言いたい放題言って、どこまで行くんだろうとハラハラさせたところでようやく社長への内線が入り、運転手(だと勝手に思っていた人)が社長だということに気づき平謝りするというオチ。
やり過ぎるくらいのバカさ加減がめちゃイケらしくて笑いました。そして、そんなバカバカしいコントに参加する社長も、笑いに全力を傾ける企業のトップにふさわしい人。2004年最高の年を迎えためちゃイケに対し、社長は「(めちゃイケは)フジテレビの宝」と称え、土曜8時を8年間続けたことを表彰していました。こういった形で社風を世に知らしめるのがフジテレビらしさなんだろうなと思いました。
偶然にも(?)今週のザテレビジョンめちゃイケの特集記事が組まれていました。数々の名物企画に片岡飛鳥総監督のコメントが入るという実に充実した内容でした。その中で片岡氏は、8年続いたことは土8の金字塔「ひょうきん族」の年数を超えたことであり大きな目標の達成ではあるけど、満足してしまったらそこで終わりなので、さして語らず次は全員集合(16年)を目指してまた突き進みたいのだそうな。
先のことなんか関係ないけどやりたいことをとことんやるというのが彼らのやり方。気力と体力の続く限り突き詰めて欲しいものです。

ちなみにザテレビジョンには片岡氏の顔写真も入っていました。彼が世に顔を出すのは「殿様のフェロモン」で彼自身がドッキリにはめられた時以来なんじゃないかな。もう記憶もおぼろげですが、あの頃の頬のコケた元ヤンのような青年は今、井筒監督ばりの貫禄顔でした。十年余の時の流れですね。