タモリのジャポニカロゴス

日本語を改めて見直すバラエティ。普段自分の文章を書く毎に気をつけている自分にとっては、こういう番組は大好きです。
後半の1時間しか見られなかったのですが、気づかないけど沢山ある一人称、きれいな言葉、同じように見えてそれぞれ異なる言葉と様々な角度から日本語を追っていました。
先日、ねぼまなさんの更新で日本語の奥深さというか、自分の日本語に対するいい加減さを知ったのですが、それに輪をかけて日本語の奥深さや美しさを知る一時間でした。
例えば、一人称が(広辞苑で)100個以上もあるなんて想像できます? わたし、わたくし、僕にはじまり、我輩、それがし、わらわと難しい表現を思い浮かべてもせいぜい20個が限界です。それが「こなた(此方)」「だいおう(及翁)」なんて言われると、そうなのかとただただため息をつくばかり。
私が学生の頃、「ら抜き言葉」の是非で盛り上がった時期があり、そこで私は「ら」はつけて話そう、昔から受け継がれる美しい日本語は大切にしようと思ったことがあります。それは今でも続けているつもりです。
でも、日本語は生き物です。昔ながらの表現はやがて垢のように剥がれ落ち、新しい表現が生まれ拡がります。私はそのどちらも活用しどちらも使いこなして昭和生まれの平成育ちとしての正しく美しい日本語を使っていこうと改めて思いました。
そういう意味で、この番組がレギュラー化されることはうれしい限り。(火曜日の23時からだそうです)