とんねるずの石田さんのおかげでした オールスター大感謝祭 〜お台場の中心でIがさけぶ〜

オールナイトフジの頃からの過去VTRをまとめて大放出、とんねるずの古き良き時代を総ざらいしていました。
いやあ、面白かった。保毛田保毛男の頃に中学生だった自分にとって、毎週のおかげですは最高の興奮材料で、翌日の学校で必ずみんなでネタにした、当時の中高生にとってのバイブル的番組でした。泣けるほど懐かしいし、今見ても当時のワクワク感が鮮明に蘇ってきます。
あの頃は、とんねるずはなにをしても良い時代でした。「ブラウン管の中を暴れまわった」と表現して良い数少ない芸人だった気がします。好きなだけパイを投げ、好きなだけ水に落ち、好きなだけ当時売れっ子だったアイドルや女優をいじり、好きなだけ内輪ネタで盛り上がり、好きなだけ自分たちの言葉を流行らせ、なにより好きなだけ本人たちが一番番組を楽しんでいました。
それも今は昔。残念ながら、時間という足かせが、彼らから自らバカをやる身分を奪ってしまいました。貴明も憲武も懐かしそうに見ていましたが、またあれだけはしゃいでみたいと思っているんじゃないかなあ。そういう意味で、現在のタイトル「した」という過去形はまったくもってその通りなのです。昔、暴れさせてもらった人たちがやっている番組ですから。「おかげでした」であり「おかげです」ではないのです。
それにしても、TBSの大感謝祭をパロったテイは、途中から見た自分にとって、まるでおかげでしたが終わってしまうかのような雰囲気を感じさせましたが、見ていくうちに最後の石田EPどっきりに繋げる豪華演出だと分かってまたうれしくなりました。そして、最後のシーン、バースデーケーキのろうそくを吹くとケーキが爆発し石田EPの上半身にこれでもかとばかりクリームが。そしてそこで終わらず、数々の豪華ミュージシャンによる「Love me tender」のリレー。古き良き日のあの番組が一日だけ帰ってきたような気がしました。
今日だけは「おかげです」だったと思います。