野球アジアシリーズ2007 中日vs統一(台湾)

野球日本代表のサポーターとして、中居くんがゲストに招かれていました。
接戦にも関わらず、専ら中居くんの喋りが目立つ中継でした。ただの野球好きを超えたプロ野球の知識は隣に座る星野代表監督を困らせ、司会の回しはスポーツ実況アナの出る幕を与えず。素晴らしい。
中居くんのプライドとスキルの高さは、ゲストとして呼ばれるレベルを超えていました。日本代表サポーターとしての責任を全うしようとする意思の強さが感じられ、その土台となる事前勉強が非常に行き届いているんだと思います。星野監督に、日本代表のキャッチャーは一人に絞り込んだほうが良いという意見をぶつけていましたが、これはおそらく今日の試合の予習として今週号の「Number」の中日優勝特集に掲載された伊東勤の寄稿にきちんと目を通していたのでしょう。
キムタクとは全く種類の異なるパーソナリティですが、プロ意識は変わらないのでしょうね。
キムタクはドラマの台本を必ず撮影前日までに頭にたたき込んで本番当日に臨むと聞いたことがあります。プライドの高さとプロ意識がよく現れているエピソードです。中居くんもおそらく仕事に対してのプライドやプロ意識や責任感については、同様のモチベーションを持っていると思うんです。
ただ、二人の世間への刷り込みは全く異なっていて、キムタクの場合は事務所をはじめとする関係者が一体となって造り上げられた、まるで架空のヒーローのようなオーラを感じさせるのに対し、中居くんはあくまでも世間と同じ目線で話を展開し、幅広い年齢層の支持を集める。そんなプロデュースが見受けられます。
では、何が二人に差異をつけさせるか。それはキャリアパスの違いによるもので、目指すべき目標が、演者なのか司会者なのかの違いだから、ということに尽きるのでしょうかね。