ふくらむスクラム!!

昼間。多少フライング気味にやたら冷房の効いた地下鉄で移動していると、車内はリクルートな学生さんたちで溢れていました。
就活攻略本に夢中になってたり、メモ帳にモクモクと書きこんでいたりと、せわしない様子ではありましたが、よく見ると音楽を聴きながらちょっと小慣れた雰囲気でした。あとは数をこなせば大丈夫そうです。なんてことを考えていたら、メモっている彼の隣の席が空いたので座ったのですが、そういえば、今日の自分のスーツは目立たないダークグレーだし、シャツは白の無地、ネクタイも無難なえんじ色のストライプ。「マズい。他の乗客の人たちに就活学生が並んでいる」という目で見られたらどうしよう・・・とドキドキしていたら、向こう側の窓に写った二人は明らかに一回り違いました。シャキっとしたお兄さんとくたびれたおっさん。デトックスしなくっちゃです。


さて、そんなフレッシュ感が漂う中、ブラウン管の向こう側も激しい大改編で「ゆく番組くる番組」的なスペシャル編成が続いて半ば食傷気味で迎えた今週ですが、お好きな方々には大注目のお笑い番組が始まりました。
タイトルは、『ふくらむスクラム!!』。
お好きな人なら誰でも知っている『めちゃイケ』や『はねトび』の仕掛役のフジテレビのお笑い制作チームがありまして、そのチームの監督が憧れた『ひょうきん族』を皮切りに、『ひょうきん族』→『夢で逢えたら』→『めちゃイケ』→『はねトび』と続くいわゆる「8年周期説」の系譜を踏んだ、フジテレビ第二制作部肝入りの新番組のレギュラーメンバーが今日放送の番組で決まったのです。

往年のどっきりのスタイルで芸人さんにレギュラー決定を告げるノスタルジーにくすぐったい気持ちになりましたし、初仕事の集合の時に各コンビが見せる一発芸も苦笑の連続でしたが、なにやらやったろうじゃねえかという自信ありげな様子。この半生、上記の系譜にドップリと浸かっている身としては、昼間に見た自信を持ちかけている就活学生のように、この新番組の命名の通りに大きくふくらませてほしいものです。
ちなみに、そのお笑いチームは、片岡飛鳥監督率いる「片岡組」(きくちPの「音組」的な)と呼ばれていますが、今回の『ふくらむスクラム』では片岡氏は「企画」という肩書きになっていて、メインの仕掛人は当麻晋三さんという方だそうです。これからのキーワードかもしれませんね♪


(4/15追記)決定したメンバーを書くの忘れてました。以下の通り!

  1. 鎌鼬かまいたち
  2. ニッチェ
  3. しゃもじ
  4. 少年少女
  5. ヒカリゴケ
  6. オレンジサンセット


押しなべて「無難」である。女枠は1組に絞られるのは勿体無いと思っていたので、2組入ったのはうれしい。この人たちなら4人で4人以上のキャラクターをキッチリ作れると思います。