業界用語使わぬように…検察に大阪地裁裁判長

上々のスタートを切った裁判員裁判。司法の世界が身近になり、世間の声も押し並べて好評ですが、このようなやり取りを聞くと関係者がいかに過敏になっているか推し測られます。

 起訴状について「文章が硬く、裁判員が理解できない」と再朗読を促した。
 指摘を受けた検察側が、「営利目的」の意味について、「『利益を得る目的で罪を犯した』という意味です」などと説明しながら起訴状を読み上げると、杉田裁判長は「次からは文章をもっとわかりやすくしてください」と苦言を呈した。

小学校の国語や道徳の授業のような指導で拍子抜けしますが、日本人の誰もが参加できる環境作りを心がけることにより誰もが納得のいく判決に辿り着くのであれば、この上ない相乗効果であり、非常に良い流れだと思います。
そう考えると、法曹界に限らず、一般人を交える場での業界用語は控えるべきでしょうね。建築・土木・IT 等々、専門性の高い業界は意図的に難しい言葉を並べて客を丸め込む体質があるのではないでしょうか。