のりぴーまとめ

さて、今日でひと段落でしょうか。
本日保釈されたのりぴーの謝罪記者会見は、集まった人数のすし詰め状態と物凄いフラッシュの嵐で唖然としました。通常であれば、入場時と頭を下げた姿と涙をこぼしたあたりにフラッシュが集中するべきところでしたが、そこらのチマい事件と一緒にするなとばかりに、入場から退場までシャッター音がピークの状態で続いて鳴りやまず、まるでボルトの勢いでフルマラソンを全力疾走し続けるような勢いでした。これと比較できる例が思い浮かびません。おそらく貴乃花宮沢りえの婚約会見でも、皇太子と雅子様のご成婚でも、これほどのフラッシュはたかれなかったと思います。

さて、この画力(エジカラ)に圧倒されて口をあんぐり広げている中、ふと、そもそもなんでこんな大騒ぎになっちゃったんだっけ?と不思議な気持ちになり、事実関係を見過ごしてしまいそうになりました。普段は痛烈な発言が飛び交う大型掲示板でさえも話がだいぶ脱線していたようで、たまたま見つけた「痛いニュース」さんに、「酒井法子、ついに保釈。「応援してくださった皆さん。申し訳ありませんでした」…「おめでとう」の横断幕も」を見ると、「のりぴー、やっぱきれいだな」とか「車のナンバーが8888の末広がりw」とか「(綺麗に涙した場面は)さすが女優」とか本質と関係ないことが並んでいて、幾つか仕込まれていたツッコミ所にまんまとハマっいました。今回の事件への過剰報道の意義を考えさせられます。

それくらい長い期間騒がれ、世間の注目を浴びた今回の事件の要旨は、『ニュースJAPAN』の解説の方が落ち着いた説明をされていました。(以下、録画していないので、耳コピ&要約ですが、、、)

今回の事件は使用した本人の身体を蝕まれるだけで周りに害は与えていないし、誰に迷惑をかけたというわけでもないのでいいんじゃないのか?という風潮が一部で見受けられたが勘違いしてはいけない。
そうではなく、自分が吸うためには必ず高額売買が成立しており、そこで発生した金銭が流れる先は犯罪組織や暴力団である。その総額は年間4500億円とも言われる。この資金が次の犯罪を生んでいる。
ここ数年かなりの勢いでドラッグが身近なものになってしまった。それはつまり、犯罪組織への献上行為が拡大化しているわけで、そういった観点から、違法ドラッグという犯罪の根深さを(酒井被告に限らず)皆が認知する必要がある。

犯罪組織はさながらネズミ購のような組織をがっちりと組んでおり、末端で購入した人も犯罪へ加担しているということですね。草なぎ剛の時とは、なるほど全く次元が違うわけです。その犯罪との距離感が近づくことはより非常に重い罪の意識が必要であるということを印象付けるという意味で言えば、今回の、想像だにしない世間からの注目は一般人に十二分に伝える報道であったと言えると思います。

とはいえ、ニュースの閑散期のいわゆるニッパチではありましたが、のりぴー政権交代で夏が終わってしまったのは、なんとも残念です。ニュースがなかったわけではないんです。日テレとフジの長時間テレビは盛り上がりました。でも、盛り上がっても、翌日のニュースはやっぱり選挙とのりぴー。記憶に残る夏の甲子園決勝もスポーツコーナーで触れられて終わり。ホントは凱旋パレードとかやっていたんじゃないかと思うんですけどね。



<追記>
寺脇康文が実話を基にしたドラマで薬物の恐ろしさを訴える(9/18(金),テレ朝系にて)
こりゃまた、なんてタイムリーな番組。まあ、日本全体でドラッグ汚染の波が年々ひどくなっていて何らかの対策が必要であることを伝える機会であり、その後のリアルな苦しみを知らしめることができれば。。