光とともに…

このドラマは、光君の成長のドラマであると共に、光君に触れる周りの人間の成長のドラマでもありました。このドラマを通じ、いつも自分の子供の頃を振り返っていました。

自分が通っていた小学校には、障害児学級がありました。そこに通う私と同い年の子は、障害児学級と私のクラスの授業とを行ったり来たりしながら過ごしていました。また、自分の隣に家には2つ年上の障害児の子供がいました。当時、自分はまだ分別のつかない年頃だったので、その子達のことを嫌ったりからかったりもしましたが、時にその子たちと一緒に登下校したり、一緒に仲良く遊ぶこともよくありました。

私にとってこれらの経験は、人を思いやる気持ちに少なからず影響を与えてくれたと思うし、それを見守る私の両親や隣の家のご両親や学校の先生方も、それを見て色々と考えることがあったと思うのです。

日頃、福祉に対して、真剣に向き合って考える機会は少ないですが、みんなが一歩ずつ踏み込み身近なこととして捉えることで、障害者を取り巻く環境は大きく改善し、また我々自身にも良い影響を与えてくれるのではないかと考えさせられました。