EURO2004 フランス×ギリシャ

まだ完全にはエンジンがかかっていないフランスに対し、ポルトガルを破りスペインと引き分けた今大会のダークホースであるギリシャが挑む。
前半、ギリシャの最終ラインの守りが堅く、フランスが最後の形を全く作ることが出来ない一方で、ギリシャの攻めはフランスのラインに食い込み、決定的チャンスをいくつか掴む。しかし、得点にはならず、前半は0-0。後半、フランスの攻めを止めるために反則しなければならない場面が目立つようになるギリシャ。しかし、先制点を決めたのは、後半20分にギリシャ。カウンターで生まれたチャンスに上がったクロスをフリーで受けたハリステアスが、直接頭で合わせて綺麗なゴール。
それ以降、ギリシャがやや守勢に回ったかフランス優位の時間帯とはなるが、どうも両チーム共に足が重い雰囲気が漂い、得点にはつながらず。時間が進むに従い、フランスは繰り返し攻撃を仕掛けるが、最後の一手にまでは届かない。少しずつ時間は過ぎていく。しかし決定的な形がない。そして、タイムアップ。結果、1-0でギリシャの勝利。
ギリシャが再び番狂わせを起こした。いや、もはや番狂わせではない。終始落ち着いた試合運びを行っており、ボール支配率はフランスのほうが上だったが、試合巧者はギリシャであったと言えると思う。