広島・昭和20年8月6日

原爆が落ちる瞬間まで活き活きと生を全うする三姉妹の物語でした。
http://www.tbs.co.jp/nadasoso/hiroshima/index-j.htm
始まる前からわかっていたことですが、最期に「無」が待っていることを知っていて幸せなシーンを見ることほど悲しいことはありません。それが幸せであればあるほど。
さとうきび畑の唄のような一連の流れを追う形のドラマというよりは、三姉妹それぞれに起きる出来事をぶつ切りにしてつなげたような編集でしたが、時系列で見せてくれたので自然な流れとして読み取ることが出来ました。
でも、、泣けなかったなあ。「無」になる瞬間は一瞬で悲しい風景が映し出されなかったからかもしれません。そしてそのような編集であったことに感謝したいです。
子供の頃、漫画「はだしのゲン」を読みましたが、原爆による被害は画にするには悲しくツラく見るに耐えません。しかし、今回の番組はその被害を見せずとも原爆の悲しさや戦争の悲惨さを切に訴えるものであり、とても意義のある企画だったと思います。
プロデューサーの八木氏は、記憶違いでなければ「ママはアイドル」や「パパはニュースキャスター」の頃からお世話になっている名プロデューサーですが、また機会を設けて戦争の悲しさを忘れさせないようなドラマを見せて欲しいです。