Drama

Dr.コトー診療所2004 前編

うー、ここで終わりますか。そりゃそうだよね。前編だもんね。2時間、一気に魅せられた感じ。 前半の1時間では何一つ淀みの無い平和な島の人たちの暮らしぶりが、後半の1時間では平和な風景に突然現れた不安と緊張が、それぞれ描かれていました。 早く後編が…

新選組! #43

なんとも言えないやるせなさが残りました。 近藤につくか伊東につくかの板挟みで悩み抜いた平助は、覚悟を決め、鬼の形相で永倉に斬りかかって行っていました。人間が人を斬るときはあのような顔になるのだと思い知らされます。結果、他の隊士に後ろから斬ら…

一番大切な人は誰ですか? #3

このドラマは、やはり二人のシーンが見所。 今回のお話では、なんといっても小南(小林涼子)と路留(牧瀬里穂)との掛け合い。一言一言注目でした。別れたお父さんの後妻だと半信半疑で探りを入れようと質問をする小南に対し、何も知らずに「新しい友達」に…

一番大切な人は誰ですか? #1〜#2

アコーディオンのBGMの中で、宮沢りえに牧瀬里穂に娘役の小林涼子といったスッとした顔立ちの女性が現れると、フランス映画のような雰囲気がします。話の流れがスローテンポなので、今のところはなんとなくその雰囲気を見ているような感じ。PCにむかいながら…

3年B組金八先生

金八先生という設定を借りたホラーのように見えました。教室の中でも、晴れた空の下でも、なんとも言えない冷たい雰囲気。野島伸司の「人間・失格」の世界。(他のシリーズも初回はこんなもんだったんだろうか。風間俊介の時とか上戸彩の時とか。) 公共広告…

新選組! #40

平助が伊東一派と共に新選組を去ることに。 平助と総司の友情のシーンは、どこかに置いてきた青春の1ページを振り返るようで、くすぐったくも心が洗われます。 頼りないところもあったけど、試衛館組の中で一番純粋な心を持ち、何事にも熱心に取り組む好青年…

ラストクリスマス #1

インタビューで織田裕二は、このドラマのことをしきりに「豪華だ」と表現していましたが、確かに出演者の顔ぶれはバラエティ豊か。次から次へと人が出てきてました。 でも、それに伴い、お話自体が雑然としているというか、話題があちこちに飛んでいるという…

めだか

主人公・めだか(ミムラ)は、卑屈なところがちょっと気になるけど、普通に生活している女性たちの等身大の姿という感じ。 やり残してきたこととか、あの時こうしてればと思うことは誰にでもあること。そんな自分に折り合いをつけながら、なんとなく日々の暮…

ウォーターボーイズ2 #12 最終回

あちらこちらで言われていたけど、このドラマは最終回のための長い長い前フリだったのですね。もっと言えば、五段やぐらのための前フリ。それほど、五段やぐら完成は大きな事件。 始める前の円陣の時点から、その場に居る選手、観客、コーチ、その他すべての…

新選組! #37

薩長同盟が締結されるまでの紆余曲折のお話でした。「薩摩と長州の間を坂本龍馬が取り持った」という、記憶の片隅にかろうじて残っている事実だけを頼りに見ているので、敵対する二つの藩に対してまるでパズルを解くようにやり取りしていく龍馬の立ち振る舞…

世界の中心で、愛をさけぶ 特別版

ほぼ全編、谷田部先生のモノローグによる総集編でしたが、最後に、サクは実は高校卒業式を欠席していて、いまようやく矢田部先生からサクに卒業証書を渡すことができたというオリジナルストーリーが隠れていました。矢田部先生は原作にはないオリジナルキャ…

東京湾景 #11 最終回

なによりも、仲間由紀恵のとても綺麗なランニングフォームが、全体を通じて最も印象的。肩の力を抜いて振り抜かれる腕。まっすぐに伸びる長い足。そして自らが生み出した風にたなびく髪の美しさ。二人のまっすぐな愛情と相俟って、物語のテーマを象徴的に描…

世界の中心で、愛をさけぶ #11 最終回

「死」は、時に残った者に深く影を落とします。 アキが笑みを浮かべて去って行ったのに対し、どうしてもアキへの思いを離せずにいたサク。どんな別れの儀式を重ねても、目を瞑ればアキが夢に出てきて、夢から覚めては涙する毎日。そんなサクの深い悲しみを描…

新選組! #35

今回は八木邸からお引っ越しするお話。これまで八木邸は、右も左も分からぬ勇たちが、京の地での暮らしのマナーや常識を教えられた場所として描かれていて、隊士たちの思い入れも深い場所です。 はじめのうちは得体の知れない浪士の集まりを忌み嫌っていた八…

世界の中心で、愛をさけぶ #10

アキは最後まで頑固に歩こうとしました。 進めば進むほど自分の最期が近づくと知っていながら、最後の一歩まで足を止めようとはしませんでした。「死」という概念にまっすぐに向き合い、自分の逝く先がどこなのかを探し続けた末に、サクの腕の中で、今いるこ…

ラストプレゼント #9

「いいじゃないですか、来年あたしたちが想い出したって、再来年あたしたちが想い出したって」 みんなの前から、ひっそりと消えてしまおうとする明日香に対し、有里は涙ながらに言いました。幼い頃に両親を亡くしている彼女の言葉は、重く説得力があります。…

ウォーターボーイズ2 #9

だいぶ以前から、佐野君の喋り方はどこかおかしいと思っていたんだけど、外人みたいな変なタメが入ってない? 外人が「Oh〜No〜!」ってみたいに、「うちの〜父は〜」みたいな変なタメが入って、しかも声が鼻から抜けていくような喋り方。日本語喋る外人だと…

新選組! #34

今回は完全にドタバタ喜劇でしたね。シリアスな先週からのギャップがミソ。 ザテレビジョンで見てしまったので、あらすじは知っていたし、「みんなそれなりにありがとう」という台詞が決めになることも予め知っていたのですが、それでもあの展開はおかしかっ…

世界の中心で、愛をさけぶ #9

最近になって原作を読み返してみました。希望も絶望も分からなくなって、自分たちの手ではどうしようもない巨きなものに何もかも奪われていく二人の様はとても切なく、そしてやはりお別れのシーンにグッときます。 幸せな花嫁姿から一変、その日が刻一刻と迫…

新選組! #33

とうとう、山南さんが切腹してしまいました。 覚悟を決め、逃がそうとする仲間たちのすすめを断り、せがむ明里の手も振り解き、その時を迎える山南さん。どうして死ぬ必要があるのでしょう。どうしてそんなに涼しい顔をしていられるのでしょう。隊の結束のた…

世界の中心で、愛をさけぶ #8

アキがいよいよ病人の顔になってきました。 多くのものを失い、自分がしてあげられるものを見つけられなくなったアキ。そんなアキを迎えに行き、婚姻届を差し出すサク。何もかも無くなっても、愛情だけはいつまでも与え続けることができると説いているようで…

ラストプレゼント #8

南さいたま市民会館のプレゼンを終え「所長、私責任とれました?」と確認した明日香。自分がこの世に必要とされなくなるよう、人知れず自分の存在を消していく姿は、命の火を一つ一つ消していくようで悲しいです。 一番の存在証明である歩ちゃんのことを思っ…

東京湾景 #7

パク・ヨンハが意外と沢山出演していて驚きましたが、臆面も無く「夏ソナSP」と題していることにはもっと驚きました。 番組冒頭にはパク・ヨンハのメイキングシーン、ドラマ中にはオリンピックを意識した台詞、コマーシャル前には「夏ソナSP」のテロップ、番…

新選組! #32

伊東甲子太郎が新選組に新たに参謀として参画。音量を2つばかり上げないと聞き取りづらい彼の台詞。逆に言えば、2つあげてでも聞き逃したくないと自分が思っているのかも。それだけ気になる存在。 彼の登場に土方は早速「また俺の苦手な男が現れた」の一言、…

世界の中心で、愛をさけぶ #7

完治するかと聞かれた医師は、Yesとは答えず、頑張り次第だと返事を濁しました。同じ病気の人はあまりにも呆気なく死んでしまいました。 「何かを失うことは何かを得ることだ」という言葉を信じようとしても、日々何かを失い続けるアキにとって得るものを見…

ラストプレゼント #6

最後、親子3人で並んでいる姿がとても美しく見えました。 「パパとママは沢山ケンカして、そしてすれ違っちゃったけど、二人とも歩のことが大好きだ」という聡の言葉が本当ならば、二人は戻るべきなのだろうなと思います。でも、その影で悲しい思いをしてい…

新選組! #31

ふと、山南さんはいつから孤独だったのでしょうと、考えさせられます。 近藤さんのためなら憎まれても良いという思いが強すぎる余り、本当に隊士たちから憎まれてしまいつつある土方を憂い、影で一人思い悩む姿に、「山南さんほどの秀才が勿体無い」という坂…

世界の中心で、愛をさけぶ #6

アキが運ばれるシーンは映画と一緒でした。でも、サクをなぐった父親の気持ちが、その後どのように変わっていくのかが描かれていました。アキの病気を防げなかったことを責める矛先としてサクにあたってしまった父親の心の弱さ。そしてそこからアキのためを…

ラストプレゼント #5

元々、「ママとなつまつり」は、ママのお願い。 それを、自分からのお願いとしてママと夏祭りに行きたいと言ってみたまでは良かったけれど、急に妙に優しくなってしまったパパを見て不安になってしまった歩ちゃん。結局、歩ちゃん本人から電話で「やっぱり行…

新選組! #30

俄かに新選組内での関係がギスギスしてきました。 あれだけ狭い人間関係の中であれだけ思いが錯綜するというのは、正常な状態じゃないと思っていましたが、史実に則ったものなのですね。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B8%E5%80%89%E6%96%B0%E5%85%AB…